ナリナリの好きな仁寺洞


きらきら40代だ!!!
by narinya
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日本民藝館ふたたびの巻

3月14日の夜には講演会を聴きに行きました。展示を観てから参加すればよかったのですが、その日は講演会にしか間に合わず…。後日、展示だけ鑑賞しに再び行ってまいりました。友の会に入ったので都度の入館料は必要ありません。一年間、何度でも入ることができます(^_^)v


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「文字」が考えれば考えるほど既に不思議なものだし、文字の美って何?美しい文字とは別のことだよね?だいたい美って?そして今回の企画展は「工芸的な文字の世界」というタイトル。工芸って何〜?

以前、とある大学の先生に言われたことがあります。展示会をして誰かが観てくれることを望んで、さらにインテリアや生活の中に美術を生かしたいと思うなら、それは「工芸」の領域だと。要するにコミュニケーションを成立させようと思うことは、じゅうぶんに工芸寄りの行為なのだということ。(作りだすもの=工芸品という意味ではなく)。

もともと文字が実用的なものです。だから文字を用いるとなかなか純粋な芸術にはなりにくいのですね。その観点から書は芸術か否かというと、私は芸術というには少し無理があるように思います。「書」というなら芸術になる必要は別にないし。

ぶっちゃけ、世の多くの人にとっては工芸的な要素があるものの方が理解しやすいです。だから筆文字や筆文字風のデザインが人気があるのでしょう。字は共通の認識によって成りなっている(その文字を読める人達の間では)から、自由度の高い絵画に比べて「その作品が何なのか」を理解しやすいわけです。解説が書いてあるようなものですよね。

そして今の書道には習字という側面もあります。均衡のとれたいわゆる「きれいな字」を訓練して書くという実用的なものです。キーボードや音声認識の発達で意思伝達をするには全く困らない便利な時代です。今後もっと発展していくでしょう。なのに依然として手で文字を書きたがる現代人って面白いです。

大部分の人は別に「書」を追求したいわけではなくて、バランスのとれた「きれいな字」を書きたいのでしょう^^ 私にもその欲求はあります。筆でもって何かを書くだけなら象さんも立派にします。でも人間は物事を客観的に捉えて洗練させ発展させることができる生き物に進化しました。美術においてそれが進化なのかはよくわかりませんが、この整った美の価値観は「きれい」「きたない」などの優劣や善悪に基づいた感覚を持つことにもつながる側面も持ちます。

ところが、端正にきれいに書きたい欲求がありつつも無垢な表現も高く評価する現代人…。達観した先にある飾らない美しさにはもちろん味があります。でも不足なことを味があると混同している印象もあって、忙しい時代を生きる私たちの価値観はその時々によって都合のいい言葉を使いながら変容します。いい加減というか厄介というか。ま、芸術や美術をそれほど真剣に考える必要のない時代、そういう国で生きているということだと思います。

ところで、技術を習得して技巧に長けることは優れたことだと思いますか?優れているとも言えるし、個人のこだわりが生み出すストレスのもとになるとも言えますよね。それは作る本人にとっても見る人にとってもです。私もそこにずっとストレスを感じながらしています。いつかそこから抜け出して心穏やかで豊かな世界にいきたい。でも、それは私にとって削ぎ落とした原始的な表現なのかな?それではいまどきのナンチャッテな物と目に見える差別化ができないじゃん…と、これまた小さな価値観でものを見たりする私。とほほ^^;

でも講演会でチラリときいた個人の性(さが)を超えるものにこそ工芸的な美しさがあるのだということ。それって、こだわりを捨てることで簡略化されることもあれば、さらに複雑になることもあるだろうなと思いました。見た目は異なっても同じこと。工芸的な美しさはきっとその辺りの事を言うのかな〜と理解し始めましたよ、わたし^^ 前述のコミュニケーションが有る無しもひとつの考え方だけど、工芸的とか美とかアートとかは個人の世俗的なこだわりの向こう側にあるのかな〜と。それぞれの定義はないし表現に決まったものもないんだよね〜。

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でも考えると難しい。お花は季節が巡ればこうして花を咲かせるのに、なぜ人間はいろんなこと考えるのかしら。あんまり考えない方がいいかな…。どうせもう人生の半分まで来ちゃってるし。美術の世界は作品や哲学を残せはするけど、でも結局はその人が死んだら基本おしまいだと思ってます。残された時間で何をしてから死ぬかしか…。それしかないよね〜。

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モクレンが綺麗に咲いてました〜。お花は本当にほっこりさせてくれますわ〜。ブログでぐだぐだ書いてると考えが少し整理されます。人に見せることもないんだけど、他の人の考えが聞けるかもしれないし。自分の考えを他人に知らせることは大事なことだしね。何を食べたとかどこへ行ったとか…。そういうことを知らせることにはあんまり興味ないので、なかなか皆さんみたいに色んなツールを使いこなせないんだけど^^; というかそしたら24時間生中継したくなっちゃわないかしら^^; 取捨選択がすごく難しいよねぇ、日常生活を見せ始めたら。。。

ツイッターとかFacebookとか本当にマメな方はマメですね〜。私もFacebookはしてはいるけど、いつなくなってもいいわって感じ。そんな私がブログをこんなに続けているなんて驚異的!テーマを決めて始めたからかな(^-^)

新年度は整理された活動の基盤を作りたいです。5月の末にお洒落カフェの一部を借りてミニ個展をする予定です。しばくはおとなしく制作に集中せねば!営業も兼ねているし、実験したいこともあるし。花粉でつらいけど頑張るなり〜。またね〜(^-^)/



by narinya | 2015-03-25 12:23 | お出かけ・手作業 | Comments(2)
Commented by shiho at 2015-03-25 20:36 x
色んなことを考えたり、悩んだりしながら、作品にいかされたり、削ぎ落とされたりしていくんでしょうね。。
美奈子さんの作風も東京でまたさらに、進化しそう!

私も、グダグダ書けるブログの方が好き??
美奈子さんみたいに為になることは一つも書けないけど、自分のストレス解消かな(笑)

ただ咲いているだけで感動してしまうお花に、癒されながら。。作品作り頑張ってね❤
5月の作品展楽しみにしてますよ~??
Commented by narinya at 2015-03-26 00:37
★shihoさま 本当にね〜。
色んな経験を経て変化し続けないとね〜(^-^)
ここ数年は先輩の先生方にも「思いっきりやること」が大事だと助言をいただくことが多くなりました。
何かを気にしたり怖がったりすることで萎縮するのはもうやめなさいと…^^
書道で見たときに私って真面目な方だけど正統派でもないのよね>_<
もう自分として表現していくしかないというところがあるから、いただくアドバイス通り思いっきりしなきゃいけないんだよね^^
小さなことにこだわることから自分を解放しないとね〜。
そんな私の作品ってどうなっていくのかな?
楽しみ楽しみ♩
5月のミニ個展はまだ思いっきり!というほど条件が整っていないので戦略的な部分が多いけど、戻ってきて初の発信だから自分もワクワクです。
時間が合って見てもらえますように〜。
カフェ素敵だから、それも楽しみにしてね〜❤︎
お互い自分のために頑張ろう!o(^▽^)o
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