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きらきら40代だ!!!
by narinya
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2017年3月の上海旅〜工筆画の教室見学&中華芸術宮へ〜

上海4日目は朝から中国工筆画の教室見学。工筆画(こうひつが)は英語ではGongbi(ゴンビ)といいます。宮廷絵画に多く用いられた技法で、薄く溶いた絵の具を塗ってはぼかし塗ってはぼかしを繰り返しながら繊細に描く細密画です。

工筆画は日本画の元になったといわれています。韓国では民画の元になったと思います。ちゃんと調べてないけれど、韓国民画の宮廷絵画の方は工筆画に似ていますからきっと影響しているでしょう。違うよ〜という方がいたら教えてください。よろしくね^^


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午前中に2コマありました。受講生はこんなにたくさん!この日は、初級では牡丹、上級では人物を塗っていました。2週間に一つ課題が進むそうです。月に2枚のペースとは量が多いと思ったら、皆さんうまい具合に自分で調整してしてるみたいでした。でもゆっくりよりもどんどん課題を出して、したいものはする、できないものはできない、そこについて先生もチェックしないというくらいが続けるにはいいかも。


一つ終えないと二つ目をしたらいけないとか、手本が手付かずで溜まって焦るとか、できてなくてごめんなさいとか。ここで私の生徒さんでいてくれる皆さんに伝えることがあります。とにかく真面目すぎます!(笑)

たとえば私がお稽古で「いいですよ、飛ばして次の課題にいってください。先で無理だと判断したら戻るように指示しますから」と言うと、「えっ!そんなことしていいんですか?!」と不安そう〜。ははは。

でも考えてみてください。幼少の頃から全てのこと一つも取りこぼしなく生きてきましたか〜?みんな書道とか絵画になると構えすぎ。語学も。常に進みながらですよ。足りなければその時に戻ってやり直す、そんな繰り返しでクオリティ上げていけばいいんです^^ 

とにかく訓練ですから習うより慣れろなのです。まずは先生のもとで長く続けること。いま目の前にあるものに今の自分の100%を尽くすこと。あまり先のことに幻想は抱かず(妄想はOK!笑)、意義みたいな難しいこと考えず、卑下せず、疑いを持たず、勉強をする自分に対して誠実に、過程を楽んで。そんな心の余裕が大切なのよ❤︎




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ところで中国の勉強する環境が素晴らしい!部屋も専用にあるんです。卓球部屋、麻雀部屋、絵画の部屋…。そして先生の机の上にはカメラと背後にはモニター!先生の手元、筆先が部屋の後ろにいる人にまで良く見えます。なんてハイテクなの!日本ではちょっといいカルチャーセンターだってここまでの設備ないと思います。中国は国がこれをしてくれるんですよ〜。



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生徒さんたちが家で描いてきたものを貼り出します。途中までしか描けてなくても皆の前に出します。



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モニターごしに髪の毛の塗り方を説明中の動画あります




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お部屋の備品も寒々しいスチール棚とか会議机とかパイプ椅子ではなくて、こんな重厚なつくりのものでした。いい机で私が家に欲しいと思ったくらい。部屋には作品もかかっているし、なんというか豊かだなぁと、どこのお教室の見学をしてもそう思いました。日本は思うほど豊かではないです。それに皆は気づいているのかしら…。



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工筆画教室の見学後にはランチをして、筆屋さんに行って工筆の筆と紙を買いました。全紙30枚を抱えて帰国しました。日本では簡単に買えない工筆用の紙ですが、これだけあれば当分もちます。そして向かった先は「中華芸術宮」!ガイドブックには一日では見られないほどの量とあります。確かにすごく大きくて作品もすごい数です!水墨画もたくさん、現代の絵もたくさん。



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入り口。簡体字で中華芸術宮と書いてあります。


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その側面。字だ〜と思って写真に撮りましたが、後日どう見てもどう見ても中華芸術宮とは書いてない…。一番上は「中」だとわかります。右下は「宮」だと思いました。でもどう見ても他の字がないし、ふた文字目はよく見たら「國」です。だから「中国」って書いていあることになりますね。もしかしたら他の愛称みたいなものがあるのかと思ってネットで調べたら、この建物は万博の時のパビリオンで、「中国館」という名前だったとわかりました。

そしたら読める!右下の「宮」だと思ったところは「官」ですね。「館」の字の旁でした〜。皆さんは読めますか?上から縦に「中国館」と書いてあります。



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展示室で気に入った作品。こんな爽やかな上品なの好き^^



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企画展はこれまたすごく大きな部屋いくつもに渡ってすごく大きな水墨画が展示されていました。絵の出来が云々というよりも、これだけ大きなものを描こうというエネルギーも才能だと思います。私には今のところそういうのはないのよね。いつか大きなものもしたくなるかもしれないけれど、手がとどく範囲のことをコントロールしたいという希望が今はあります。



そして美術館で気になったものはこれ!
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皮影。漢の時代からあった影絵だそうです。動物の皮を切って色が塗られています。皮だからだと思いますが、独特な色合いと風合い。これを見て色の感じとか雰囲気が韓国の工芸「華角」に似ていると思いました。華角は牛の角を使った工芸です。直接的な技術の関係はないみたいだけど、やはり動物のものを使うからか共通する印象を受けました。特に彩色の雰囲気。

東洋美術やアジア全域の芸術、工芸が好きな人には、やっぱり中国はたまらないと思います。何を見ても「ああ敵わない」という気分になります〜。いつかもっと長期で行ってみたいな^^ お金ためよう! 




by narinya | 2017-03-20 14:33 | お出かけ・手作業 | Comments(0)
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