ナリナリの好きな仁寺洞

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2月と3月、少しザワつきました

前回のブログ更新では、韓日融合の作品を制作してお届けしたという投稿をしました。ハングルでも美しく文字が書けるようになって、その技術をどのように発揮したいかといえば、やはり作品を作って迎えてくださるところに届けるお仕事が一番したいな〜と改めて感じました。今後は早急にその方向で行動をするように条件などなど整えていくぞ!と意気込んでから、ちょこっと春のバケーションに出たのが2月の10日過ぎ・・・。

家族が住んでいる鹿児島に遊びに行きましたが、今回はあまり長くいることはできなくて数日だけ。でも、その時に確定申告が終わって超スッキリしました。いや、本当、今年からレシートは毎月そのときに計算します。そのためのファイル作りを始めました。これまでは何となく袋分けしかしていなかったから年度末に地獄を見たわけで・・・。もうそういうの嫌だ・・・。



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鹿児島で何かいいもの観れるかなぁと調べてみたら、とても素敵な画風の絵画展が開催されていると知りテクテクと繁華街の方へパトロール!知らない土地でも自分で歩くと街の様子が段々とわかってきますね。

ギャラリー併設のカフェで開催されていた展覧会がとってもよかったです。好きな絵を描くこと、大事だなと良く伝わってきました。私、ずっと何をしているんだか。そろそろ自分の活動を第一にして言い訳をしない人生を送るよ!



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鹿児島にいる間にテンペラ画の先生から魅力的なお誘いを受けて、帰宅してすぐの週末に大変ためになるお時間を共に過ごすことができました!国立のギャラリーで個展を開いた福井安紀さんが、絵を描いて食べていくことをテーマに貴重なトークをしてくださったのですが、そこにテンペラの先生と参戦。そのお話の会の後にも少し詳しくお話を聴くことができました。

自分の今までの活動で反省し改善が必要なこと、案外できていること、SNSの活用方法、心の保ち方など・・・。多岐に渡る有益なお話に刺激を受けました。さっそく仕切り直しすべきところから手をつけて、後半人生に悔いの無い生き方にシフトチェンジをしよう!!!と武者震いしましたよね〜。ここでこういう話を聴けたこと、誘っていただけるご縁があること、絶対に意味があるし意味があるようにしないといけない!!!


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福井さんの著書「職業は専業画家」を持って行き、ギャラリーでサインをいただきました。よくサインをいただく時に作家さんたちが名前を訊くと思いますが、福井さんは「どんな自分になりたいですか」と訊いてくださいました。そして私の答えに合うようなメッセージを書いてくださいました。なんと丁寧で愛のある対応でしょうか。そのように余裕がある心で活動していくことも見せていただいたように思います。



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活動といえば、実際にいつまでお教室という形で指導のキャリアを続けられるか・・・と考えることは多くて。というとイヤイヤしているみたいに聞こえるかもしれませんが、そうではなくて。指導は指導でやり甲斐があるし得意な方なので、ついその教える日常に自分自身が甘んじてしまうというか、そういう面があるのです。

そこで苦肉の策としては、とにかく最小限にする、でした。現在はその中でギリギリお教室と通信という形で保っています。そこまで縮小するには皆さまの理解と協力がありました。そんな中でも変わらず寄せてくださる信頼と愛情にたくさん救われていると感じています。指導は時々に形を変えながらできるところまでもうしばらくやってみよう^^


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書道のお弟子さん達への教育と、それとはまた異なるニーズに応えるサロンと、どちらも私がやりたいようにしてくれればそれでいいし、それがいいと言って来てくださる。こういうストレスフリーな関係と環境は、私が長年にわたってこだわってきたことが、いま目に見えるようになったのだと思います。諦めずに自分を曲げずにいてよかったな。

サロンでは、簡単シルクスクリーンの回をしました。進行に反省点もありましたが、そこも挽回できて無事にプリントができました。写真の雪の結晶モチーフは私の試作品です。これはなかなか楽しい作業で、サロンだけにしておくのは勿体ないと思いました。道場と通信の皆さまにも少ししたら声かけてしてみようと思います。



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サロンでは、鉛筆スケッチの回もやりました。絵を描くとき、上手くやることとは別の次元で大事なことがあるのです。それをよく受け止めてくれて、素直な気持ちでモチーフを見て描いてくれました。フレームに入れて皆さま心のワンカットを持ち帰っていただくことができました。私も優しい気持ちになりましたし達成感もいただきました〜。



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3月は、数年習っていたエブルの教室を卒業して1年目。お世話になった先生は、私がお稽古をやめたあとでも何かと声をかけてくださって、その包容力というか分け隔てなく接してくださるお姿にいつも感銘を受けます。今回も、会員の皆様と合同でトルコに材料を頼む際、私も一緒に何か頼みますかとわざわざ連絡してくださいました。先生からいただく優しさは、私が別の方に優しくしなさい、そういう意味だと思っています。そんな風に優しく丁寧にできるよう、心が荒まないように^^

トルコでは大地震があって本当に胸が痛みます。早い復興を祈ります。



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2月、3月がざわついた理由の一つは・・・、義両親の衰えもあります。昨年の秋に義母が脳梗塞で、そのサポートをして二人暮らしをしていた義父が2月末に脳出血に倒れてしまいました。どの家でも行く道ですし、想定していたことでもあります。だからこそここ数年で仕事の配分を整理して整えていたのでした。そもそも2014年に長崎から帰京して国立に暮らし始めたことも、年老いる親のことでキャリアを諦めないで済むように活動を軌道に乗せておきたいと思ったからでした。想像していたことが現実になってきて、読みは正しかったと思いつつしばらく調整しながらこれまで通り仕事ができるようにします!

ちょこちょこと義父母の件で名古屋に行くことが増えそうですが、行けばご飯も作ってあげられるし喜んで食べてくれますし、合間に自分の楽しむ時間も入れ込んで落ち込まずにやっていきまーす。このブログでは珍しい食べ物の写真。食がずいぶん細くなった難病を患う義母がペロリと完食したフレンチトースト。我ながら上手くできたわぁ。その後は、チルド便でご飯送ったりと、できることで貢献しています。リハビリ病院から義父が帰宅したら、どんな暮らし向きになるのか、また様子見ながらですね〜。

老いた親世代のことがスタートしてバタバタした2月と3月ですが、予定通り9月には友人との二人展をします。長崎でかわいがってくださった方々が飛行機に乗って観に来てくださるという連絡もいただいたりして、だから私は頑張らないと!東京に戻って成長した姿をお見せしないとね!


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そんな気持ちもあって、先日しばらく滞在した名古屋では、気になっていた額屋さんを覗くことができました。期待通りの素敵な額屋さん。ちょくちょく覗いていい額があればコレクションしよう。額屋さんのほか、先日の滞在では半日ほど美術館も行くことができました。いつも行きたいと思っても家族と動くことが多い名古屋時間では訪ねることができなかった徳川美術館。併設の書庫の企画展が面白かったんです。その様子は次の投稿で^^

そして美術館の次回の企画展もまたよさそう。きっと行けると思う。楽しみだなぁ。介護もお楽しみとくっつけて元気に乗り切ろうと思います〜。


# by narinya | 2023-03-22 21:24

韓国詩と日本語訳の作品

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ご縁があって韓国語と韓国(ハングル)の書道を勉強をしたことで、私自身も想像していなかった出来事がやってくる人生になりました。勉強の中身自体もそうですし、訪れる場所や触れ合う人々も・・・。

友人には韓国語をはじめとした語学のプロ達が大勢いて、美術に関しても書道の枠を超え国を超え色々な人達と出会うことができました。全ての場面で応えられないことも学んだし、持てる力を発揮することも学びました。周りにいてくれるたくさんの素晴らしい方々のおかげだなと思います。

このたび、友人の一人で翻訳家である五十嵐真希さんから作品の依頼を受けました。韓国のみならず各国で詩集が翻訳される著名な詩人、アン・ドヒョン先生の著書(韓国語題名は「白石評伝」)である韓国文学セレクション「詩人 白石ー寄る辺なく気高くさみしく」(新泉社)を翻訳したのが彼女です。五十嵐さんやその周りの友人達とは本当に長いお付き合いになりました。こうしてそれぞれの活動が花咲く前からの仲間です。

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今回、日本での出版記念としてアン先生が来日され、神保町にあるチェッコリでイベントが開催されました。そこで五十嵐さんから「先生への贈答用として先生の詩と自分の訳を合わせた作品制作が可能か」と問い合わせいただいてこの作品ができました。制作にあたり、五十嵐さんからお聞きした先生のエピソード、彼女の詩の解釈、私の詩の解釈、その全てを視覚に見えるようにするには・・・。いろいろと考えましたが、私なりの思いも込めて完成してイベント当日にお届けに上がりました。

ご招待してくださって、いろいろお気遣いくださった五十嵐さん、本当にありがとうございました!そして気に入ってくれて、大切な先生へのプレゼントにしてくれて、とても嬉しく光栄です!

作品のデザインを練るにあたって、じゅうぶんとは言えないまでも下調べなどの時間も設けました。その中で、やはり詩はいいなと。奥深さは書道の勉強に強く影響することも改めて感じましたし、言葉や文字や音や形が持つエネルギーというのかな、作者の息づかいとか読み手の心が投影される感じとか・・・。

それを書くことが書道の醍醐味であって私はそれを伝えたいから字を書くことを媒体にして人々と繋がるのだけど。まだまだ道は遠いなという思いが強いです。ひとまず信頼して一緒に勉強したいと言ってくれる人々に対して私が手を抜くことは絶対にしないようにしないと。最近は、私が無理矢理にでもかけ声をかけて目的意識を持って字を勉強するように促しているので、通信と対面の両方でやっと書道教室っぽくなってきたことがとても嬉しい。理想は遠い昔からちゃんとあったけれど、それが現実にアクションとして起こせるようになるまで何十年かかったことか。今後はそこを大事にしながら異なるフェーズで自己実現をしつつ私の人生の使命を全うせねば!やる気満々です!

そのためには、こちらの教育方針をよく理解していただかないといけなくて・・・。これまで私自身が、その場その場ですぐに手を差し伸べる癖があったことから改善しました。改善と一言でいっても長年の癖は脳と体に刻み込まれているので(笑)、改善するために日々練習の繰り返しでしたが、2年くらい練習して上手にできるようになってきました!自分がブレなくなったのでお弟子さん達にもシステム含めてバージョンアップを普及させる段階になりました〜。共通認識が上手く回る感触が持てるまではきっとあと2年かかるだろうと見ていますが、のんびりやろうと思います。その中で詩の魅力や韓国語の魅力、言葉の力と母語への愛なんかも盛り込めたら最高なんだけどな。時間が足りなさそう。



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「봄이 올 때까지는 春がくるまでは」

サイズ パネル仕立て(B5) 
アクリルボックスフレーム(A4)
画仙紙、顔彩、盛り上げに金箔
個人蔵

봄이 올 때까지는
보고 싶어도
꾹 참기로 한다
저 얼음장 위에 던져놓은 돌이
강 밑바닥에 닿을 때까지는
안도현

春が来るまでは
会いたくても
ぐっとこらえることにする
あの氷塊に投じた石が
川底に届くまでは
五十嵐真希訳


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側面には、私のお師匠さまに彫っていただいた印を。



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また反対の側面に私の落款を。



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フレームに入れる前の状態。




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ダイジェストに動画にしてみました↑



2023年2月1日 チェッコリにて。
真ん中がアン先生、左が五十嵐さん、右が私です。

このイベントの前には、ペクソクの母校である青山学院大学に行かれたようです。そこで世紀の大発見があり大変驚かれたと講演中にも興奮気味にお話してくだるアン先生のお姿が印象的でした。青山学院大学での時間と、講演の様子はハンギョレ新聞に載っています。リンクを貼りますので、ご興味のある方は是非ご一読ください!

講演終了後に記念にと思って私もお二人のサインをいただいたのですが、その写真が記事に使われていて・・・。熱心な読者やお二人のピュアなファンの皆さまには失礼しました。てへへ。

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ハンギョレ新聞の記事 韓国語
백석 첫 시집 '무결점 희귀본' 일본에서 찾았다(2023年2月3日)

ハンギョレ新聞の記事 日本語
韓国の詩人白石の初詩集、希少な「無傷版」を日本で見つけた(2023年2月4日)





アン先生にお渡しするのにお包みしたものはこのようになりました。お荷物にならないように小さめの作品をご希望だったところ、構成を考えて少しサイズアップすることを快諾してくれた五十嵐さんに感謝です。アン先生をお迎えする大役でお忙しい中、作品の打ち合わせも綿密にしてくれました。


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お話を伺っていて、最近、アン先生は故郷に居を構えて新しい生活をされていると知りました。そのご自宅に飾ってくださっているのかな・・・と想像するのもワクワクします。贈り物として依頼してくれた五十嵐さんの想いが先生に伝われば嬉しいです。そしていつまでも先生の日常に寄り添う作品でありますように。


# by narinya | 2023-02-10 22:17 | 2023年 作品

2023年の年賀状


2023年もよろしくお願いします!

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書いてるところも撮りました^ ^





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# by narinya | 2023-01-07 23:14 | 2023年 作品

国立ハンセン病資料館とドキュメンタリー映画


生活のデザイン
ハンセン病療養所における自助具、義肢、補装具とその使い手たち


ちょうど個展の準備中で忙しかった4月頃ですが、新聞(東京新聞)で私の家族の元同僚と思われるお名前を見つけ記事を読みました。聞いたことがあるお名前だったので気づきました。学生のころからハンセン病に関する研究をしていて、今年、小学校から大学までの授業実践例などをまとめた教員向けの書籍を出版したという内容でした。

誰もが世の中が良くなるといいと思っているはず。そのために何が必要かといえば、やはり教育なのだろうなと思います。学校現場で子供たちにそういった内容の授業をする先生はもちろんですが、その先生方もまた教育されサポートを受ける場が必要なわけです。ですから学校の先生方をサポートするこういう活動をしている方々の存在には本当に頭が下がるし尊敬の念を抱かずにはいられません。

その後も東京新聞ではハンセン病に関する記事がたびたびあり、その中でこの企画展の情報も目にしました。小淵沢での個展のために心にも体にも余裕がなく、なかなか行くことができませんでしたが、季節も巡ってギャラリートークがあると知りまして^^ そこを目指して国立ハンセン病資料館に初めて行ってみました。


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資料館の学芸員によるギャラリートーク受付は感染症拡大対策として人数が限られているという狭き門で、先着順で私は圧倒的に出遅れてしまいましたが・・・。遠巻きに聞いてもいいですよ^^ というご配慮のおかげで難なく貴重なお話を展示室で拝聴することができました。

デザインと聞くと単純に商品のデザインとか、何か色や形を選んでより素敵にする付加価値のような印象があるのではないかと思います。それくらい私たちの暮らしの中で「デザイン」という外来語がよく浸透していて誰もが何となくわかっていること、なのではないかなと。

学生の頃の私もデザインの認識はそれに毛が生えたようなものでしたが、年齢を重ねるごとにデザインの奥深さも感じるようになりました。人間が人間として生活して生きること、社会が成り立っていること、意思決定をする大切さやそれを実現する力、全てデザイン力なのです。この企画展を観たときにますますその考えは強くなりました。自由を奪われた人間が利便性を求めて工夫することから始まり、そこに個性が加わります。規格に合わせるのではなくカスタマイズされる道具たちに反映される個々人の尊厳。

今、多くの私たちが隔離されることなく、身体的精神的自由も奪われず、自分で意思決定ができる環境と肉体を持っているとします。少なくとも運のいいことに私はそのように生きることができています。そんな我々が、どこまで自分で責任をもって生きることができているかを問うと本当に恥ずかしいことばかりです。もちろんできていることもあるけれど、本当はもっとできることがあるのではないか・・・、企画展を観ながらそう感じました。


**********


また別の日にはドキュメンタリー映画の鑑賞をする機会がありました。こちらも新聞で見たことと、資料館でチラシを見たことで知りました。これは必ず観なくては!と思い、予定を変更して東村山にGO。

回復者の皆さまが高齢ということもあり、もう今後にこのようなドキュメンタリーを撮ることも難しい状況なのだと聞き、せめて今私が観ることで何か未来に繋がるならば・・・の気持ちです。この日は回復者の方々のお話や、監督、東村山市長のお話も聴けるとのことで貴重な時間となりました。


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ちょっと早めに会場に着いてポスター撮影なんかしていると、後ろからシャッター押してもらえないかという声が〜。なんとお話を伺うと監督ご本人でした!監督のカメラのシャッターを切るワタクシ。どんなにでも編集できるから何枚か撮ってくれたらそれでいいよ^^ とおっしゃる。編集はお手の物ですよねぇ。なので気楽に色んなアングルでカメラマンしました。


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そしてちゃっかり監督と一緒に一枚撮っていただきました。人生をかけてこのテーマで作品を作ってこられた方のオーラといいますか、気さくながらも気迫を感じました。


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上映後に監督から撮影秘話や活動に対する想いをお聞きしました。映画からは読み取ることができないこともお話してくださって、より理解が深まりました。ずっと現場でされていた方だけあって、言葉の一つ一つが優しく重みを感じるものでした。


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東村山市長のお話も心を打ちました。ハンセン病資料館を持つ市の行政としてこれからの活動の方向性や展望なども。

国や自治体や一般市民がこぞって進めた政策が歴史の中で間違いであったという事実に向き合い続けなくてはいけないなと。時に国も人も間違いを犯すけれど、時代と共に成熟して過去の過ちを認めて正していけることは一つ人間が持つ力だと感じます。今現在、良い事だと信じていることが後世でもそうだろうかと疑う目も持っていたいです。

生活のデザインというタイトルから本当に多くのことを学びましたし、確認できたこともありました。今後どのように生かせるか、模索しながら作品作りたいと思います。



# by narinya | 2022-12-24 22:52 | お出かけ

「生」作品 漢字とハングルシリーズ

昨年の後半、どうやってお仕事(生業とかキャリアとかひっくるめて、自分の持っているものをどう使うかの観点から)をして自己実現していくかを考えて立てた戦略がありました。

それを少しずつ実践に移す練習をするための一年にしよう!と思って2022年を進めてきましたが、物事との距離感とか人との距離感とか、まぁ残りの人生を考えると色々おのずと割り切れたこともありました。戦略の練習としていい収穫があった一年でした。手応えがあったということです^ ^

5〜6月にかけて開催した個展もそれを後押ししたものでした。夏に長崎の平和展、秋口に韓国の書道展と続いて、どちらもお弟子さん達が一緒に参加したことも含め、スタンスをはっきりさせることにも繋がってよく整理ができた年でした。

下の作品は、5〜6月のギャルリーアビアントで展示した小さな軸です。少し前まで、ハングルで何か書くことが楽しくなくなってしまっていたのですが、紆余曲折、よくよく解決してまた少しずつ書けるようになってきました〜。それもアドバイスをもらって立てた戦略のおかげ^ ^ ふふふふふ〜。



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「生」
우리는 당장 눈에 보이는 것이 잘 되어야 된다고 생각하지만
더 깊은 차원의 우주법계에서는 더 큰 계획을 가지고 있다
근원에서 펼쳐내는 진리의 계획을 믿으라
그것이 바로 주어진 삶이다
법상스님 글

サイズ 約22㎝×90㎝(軸全体)






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クリスマスイブの12/24に「生」作品あげてみるのもいい感じです。この世に生を受けたのは皆おなじ。自律的には宇宙で一つきりの特別な存在だけど、他律的には自分で思うほどの特別な存在ではない現実を忘れず。驕らず弛まず。内からの充足感を道標にして自分に集中しよう〜^ ^

来年は、去年立てた戦略の第二幕に向けてやるよー。そのためにますます家の動線をよくして作業環境を良くしていく!ということで、クリスマスイブに押し入れの大改装してます。後生大事に持っていた物も捨てます。過去の成果にも未練はないしジャンジャン捨てる。そして新しく生み出すスペースを作り出すよー。

私の部屋は、小規模ながら道場としてはそこそこ機能するようにしています。が、自分の作業環境となると大いに問題あり。住まいも同じ空間だから、それら全てのシーンで中途半端な空間になっています。現状で一番いい環境を保てているのは月に数日しかないお稽古場という…。うーん、これはどうなのか?本末転倒化していると言えます。

正直、それがずっとすごくストレスだったので、物理的に整理整頓をすることで解決させられるうちはその手を使い、それでも回らなくなったら次のステップへ進みなさいというシグナルだと考えようと思います。いつもずっと同じではいられないし、同じでいるべきではないというのが私の根本的な考え方です〜。

そして今さらながら衣食住の大切さに気づく遅咲きオンナ…。心地よく過ごしてその中でお仕事も教育も勉学もしていく〜。クリスマスの朝から押し入れ整理がんばる!まぁ、地味だけどなかなかいいクリスマスです^ ^ 皆さまも穏やかなハッピーホリデーお過ごしください♪



# by narinya | 2022-12-24 12:39 | 2022年 作品


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