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by narinya
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日本民藝館の講演会


日本民藝館では、2015年1月10日〜3月22日の日程で「文字の美ー工芸的な文字の世界ー」と題した企画展が開催されています。

3月14日には関連企画として講演会がありました。東京大学東洋文化研究所教授の松井健氏を講師に「書の工芸性を考えるための若干のヒント」というテーマで約90分、貴重なお話を聴きました。


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私の勉強不足や見解の相違も勿論ありますが、字や絵を実際にしていて、できれば職業として安定させたいと思う者として、話を聴く時にどうしても自分に重ねて理解しようとするので、深く納得するところもあれば矛盾に感じるところもありました。

その矛盾が論についてのものなのか、私の中にあるものなのか…。自分の考える書とは、工芸とは、芸術とは、美とはどのようなものなのか。今後の活動にはどのような哲学がなければならないのか。今回の企画展と講演はその辺りをいま一度よく考えるきっかけとなりました。

ただ絵を描くのが好きだからとか、綺麗なものを作りたいとか、見てくれる人が楽しんでくれたらそれがいいとか。それは究極そうなのだと思います。でも今の私がそれを言ったら単なる言い訳だよね^^;


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松井氏と柳宗悦がたどり着いた書の工芸性と美について、もう少し知りたいと思って書籍と冊子を購入して来ました。読んでみて実際に作る者としての私がどのように整理するか…。

ここまで講演で一部を聴いただけですが、私がずっと考えてきたこともあながち的外れではなかったのかな…(^-^) とも思えて、すこし手応えのようなものも感じました。

ただ、これでいくらか生活をしたいと思えば、現代では妥協案も必要なのかな…と漠然と思ったりもして。本を読んでみて納得したり発見したことがあれば、またお話しましょう〜o(^▽^)o


by narinya | 2015-03-16 11:20 | 楽しいお出かけ・手作業
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