ナリナリの好きな仁寺洞


きらきら50代だ!!!
by narinya
カテゴリ
タグ
以前の記事
画像一覧
検索
ブログジャンル

扇子ワークショップ第一回目と平仮名のハンコ「み」

6月28日(火)に篆刻クラスの生徒さんが、扇子のワークショップの戦陣を切って参加してくれました。そもそも、今回の扇子ワークショップは、韓国民画技法で図柄に彩色して、余白に筆文字入れて、それを入れる扇子袋をポジャギで作るという壮大な内容です!

それに加えて、この篆刻の生徒さんたちは、その扇子におすためのハンコの制作からしました〜。朝からハンコを彫り彫りして昼食を挟み、午後に扇子・・・。案の定、扇子袋までは時間が足りずにお持ち帰りとなりました。それを想定して家でもできるキットに友人に仕立ててもらったので全然OK^^


下は生徒さんの扇子作品〜(字は美奈子が代筆しました^^)。
扇子ワークショップ第一回目と平仮名のハンコ「み」_d0090959_06283558.jpeg
扇子ワークショップ第一回目と平仮名のハンコ「み」_d0090959_06285199.jpeg


生徒さんがハンコを彫ってる間に私も一つ作りました。平仮名一文字で「み」。手持ちの本を参考にカリカリっと彫ってすぐにできました。

扇子ワークショップ第一回目と平仮名のハンコ「み」_d0090959_22390504.jpeg
曲線は彫るのも筆で書くのも難しそうだと皆さん思われるようですが、曲線と直線に何の違いもありません。だいたい、最初から線なんて存在してなかったところに道具を使って線を出現させているわけですよね。筆でいえば毛に墨を含ませて植物の繊維を広げて乾かした紙に染み込ませているのですが、その染み込んでいる墨は炭素粒子の集まりに過ぎません。粒子の集合が線なのです。

石を彫るのも同じ感覚で、刀で石の粒子を取り除いていくことで溝が生まれて彫れるのですが、ひと粒子ひと粒子とつながって直線になったり曲線になったりするのです。

だから直線であれ曲線であれ点であれ、太くても細くても、漢字でもひらがなでもハングルでも、要は点の集合で線になっているだけ・・・。曲線が難しいというなら直線も等しく難しいけど〜?そんなことを感じながら線を書いたり石を彫ったりしてると、なんだか瞑想でもしていような気分になります。自分自身も粒子になったみたいな?

とまぁ、細かな話は興味のある方だけ見てくれればいいです。彫ったハンコは美奈子の「み」。こんな感じの持ってなかったのでこれから活用できそうで作って良かったです。


次の扇子ワークショップは国立で7月2日(土)3名様が参加予定です。お一人で二つやりたい!なんて言ってくださる方も・・・。嬉しいですが無理のないようにお願いしますね^^


by narinya | 2016-07-01 06:22 | 制作・レッスン風景いろいろ
<< 扇子ワークショップ第二回目 2016年6月26月 朝日新聞全国版 >>


管理人からおねがい
❤このブログに掲載している画像・写真・文章の無断複写・転載を禁じます

Blog/homepage

うりちべおみょん
真夜中に会いましょう。
きちんと ごはん
フォロー中のブログ