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きらきら50代だ!!!
by narinya
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古典臨書すごく楽しい

今年に入ってぼちぼちと開始したハングル書道の古典臨書。フルリム体なら、まずはこの古典ということなのだと思います。『洛城飛龍』二の巻が字が良いとのことで、一の巻は飛ばして二巻からしています。仮名の古典臨書でも『高野切』の字が、それぞれの種によって少しずつ異なるのと同じことだと思いました。

本は韓国で先生が入手して送ってくださいました。はじめ、完売?廃版?で買えないから、先生がその昔、ご自身が勉強したときのコピーを貸してくださいました。後日、こうして本が入手できて送付してくださったのですが、コピーも資料に使っていいから持っていなさいと。ありがとうございます。

ところで、本があっても、まだ原本を見ては書けない(いや、厳密には見えるその通りになら書けます。でも臨書って、1ミリも狂わずソックリに書くことが目的でもない部分があるし、過度にバランスが崩れたものなどは自分の解釈で調整したりするわけですが、そんな融通を利かせるほどの文字貯金が私にはまだなく。それで本を見て一人で書けない。泣)ので、先生が拡大してお手本にしてくださってます。

でも、ずっとお手本を別に書いてくださるわけではないので、書いていただけるという限られた期間に自力で原本を見る力と解釈するポイントを見つけ出さないといけません。それができると期待してお手本にしてくださっている事がわかるだけに、私も時間をあまりかけずに必ず結果を出さないと^ ^ 頑張るよ〜。


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お手本を書いてくださるからといって、そこに甘えていると肝心なことが身につかずに、単なる先生の物真似で終わるのが目に見えています。ということで、先生のお手本そっくりに書くのでも結構アップアップなのですが、頑張りどころと思って原本も超拡大コピーをして横に一緒に並べて両方からインプットしてます。

まぁ、こういう拡大コピーの作業とか、それを繋げる作業とかね。実際は、筆を持って書いていなくても、その過程がまさに文字貯金の時間になっているのです。よく、書道に限らずの話ですけど、他人の資料をコピーさせて欲しいとか、よくできた参考書を買う人がいますが全く意味がない。ので、書かないちまちました時間も大切にしています。


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私の目にはこう見える原本の字も、ああ見える原本の字も、先生にはこう見えてああ見えるの⁈ というか、同じものを見ても解釈のポイントがそこなのか!とわかると、なるほどね〜というよりも、むむむ…そうなのか…、と疑問と謎がさらに深まるという状態です。笑 それが楽しいところなんだけど。



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その疑問が疑問を呼ぶうちは、それでもきっと花の時期なのよね。学ぶ時間とは出来ないことが前提だから、ある意味すべて許される生ぬるい時期とも言えます。訊けば答えてもらえるという特権付き。それがなくなる日が来ることを思うと、甘えられるうちは素直に何でも身につけていくよ。

書道を勉強の軸に置いて、何事にも通じる成長の過程パターンを身につけられて本当にラッキーだったな。その学習がどんな時期に差し掛かっていて、何をすべきで何をすべきでないか、自分の今の水準や先の目標の立て方などが客観的にわかるようになりました。

私が書道の指導を通して周りに伝えたいのはそこなの!

書き方とか上手くなるとか…、そういうのは学習後の副産物でしかなくて、学ぶことで自分の位置を把握して効率よく自己実現するパターンに気づいて管理する力を持ってほしい。真摯に字を勉強するだけで悟りの道だと感じますよね^ ^ 何より美しい。全てにおいて。まぁね、理想として私がそう思っているだけで、普段は皆さまにコツコツ字の書き方をお伝えしているだけですけど。お一人お一人がそういう意識になるといいなと思います。だから始めるとかやめるとか、そういう次元の話ではないので、そこよろぴこ^ ^


勉強している古典臨書で作品にしたくて目下バリバリと練習中です。韓国の先生にもいそいそと送りつけてチョイチョイとダメ出ししてもらってます。復習してまた新しい箇所を書いて…の繰り返し。

下の半切3枚は先日、添削に送ったもの。近々、次の箇所のお手本と一緒に郵便が来るらしいです。「あまり直すところなかったよ」とは言われましたが、そう言いつつたくさん指摘する先生なので覚悟して待ってます。

その間、次にお手本を書いてもらう箇所を、なんと自分で原本だけ見て書くという予習までしました!臨書は次に書くものがわかっているから予習ができていいですね。これを先生のお手本と比較して解釈の仕方を学びたいと思います。

予習の成果がどのようにあったかというのは、また後日のブログにて^ - ^

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現代にはないハングルの綴りや文法にも慣れてきました。あ、ちゃんとノートを作って私だけの資料集にしながら進めています。言語のことまで先生に頼っていてはちょっとどうなの…と思うし、何より自分のためにならないですもんね。

私は頑張り屋さんとか言われたりもしますけど、基本、自分の成長がとっても大事なので。(笑)頼って人に代わりにしてもらうと自分の成長するチャンスを逃した!と感じます。手柄は自分が自分の為に欲しいというケチな性分?もあり、すかさずお勉強^ ^

それにコツを訊いてチャチャっと出来ることと、いくら教えてもらっても形になるまで絶対に数年間の反復練習が必要なことと、様々です。人それぞれポテンシャルも異なるし。私は時間がかかることは腹を括って1秒でも早く始めて訓練時間を確保する主義。それが数年後に人との差を生むことも知っているからですね〜。それ以外のことはのらりくらりですけど…。


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半切3枚の課題、こんな感じで屏風みたいにしてみたいな〜。もっと大量に書けるようになって、大きな屏風か、元の原本みたいな冊子に仕立てるとか、巻子にするとか、折帖にするとかしたいな〜。品格のある表現ができるように勉強だけはちゃんとしておきたい。

2020年、それなりに頑張ってます。酷暑に私がさらに熱い^ ^ というか暑苦しいかもね。でも、これからも暑苦しく生きていきます〜。




by narinya | 2020-08-12 10:43 | 書道 calligraphy
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