2003年の秋に所属会の展覧会に参加して、銀座鳩居堂の画廊で発表した作品。自分が作ったものを気に入るって余りないけど、これは何か別格。この方向性でいけるかも!って思ったからかな。

半切2分の1。
中国工筆画で葛を描きました。その上に百人一首から3首、豆色紙の大きさで書いて貼り付けました。
字を本紙に直接書かずに貼り付けたのは、貼交屏風の雰囲気を出そうと思ったから。きれいに描かれた日本画の上に容赦なく歌を貼っちゃうゴテゴテ感、好きなんです。
でもこれを作ってからもう3年・・・。横浜から長崎への引っ越し、長崎南画と韓国語の勉強を始めて、篆刻も習うようになったとはいえ、早く次のお気に入りを目指してやらなくては。始動させてないのにスランプ気味ってどうなの?