ナリナリの好きな仁寺洞


きらきら50代だ!!!
by narinya
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うーん・・・

仮名を書くために加工された紙(料紙)をちぎって継いで作る「継紙」。とってもきれいです。短期間だけど、習いに行った講座では本物の料紙を使いました。

でも、いざ自分で作ろうとすると、継紙用パーツとしての料紙が売っているわけでもなく・・・。実際、お店で売っているものは、すでに継いであるものか、普通に懐紙で売っている(材料として買うにはお値段が・・・)か、そんな感じです。

うーん・・・_d0090959_13435668.jpgそこで、市販のお安い加工紙に消しゴムはんこで柄つけて、何となくでも継紙に近い雰囲気になればいいんじゃない?アタシ頭いいなぁ!とか思って、この間いろいろとやってきたわけです。

今までお見せしてきた「消しはんなんちゃって継紙はがき」から一歩すすんで、今日は、実際の工程通りに紙を継いで、いいかげんだけど裏打ちもしてみました。

見るからに本物っぽくなります。でも・・・・うーーーん。どうなんだろうか?

うすうす気付いてはいたんですけど、こうなってくると、本来とは異なる部分がかえって際立ってしまって、なんか違う?って感じなんです。

まず、市販の紙なので安っぽい。インクパッドでは墨をはじくものがある。結局ハガキサイズまでしか消しゴムがない。具引き紙(胡紛で加工する紙)に雲母で柄を出すものの真似はムリ、等など(消しゴムに雲母も挑戦済み)。

結論としては、本物と同じような過程を踏む手間をかけてこの仕上がりだったら、最初から伝統的なやり方で精進した方がいいです。版木も彫るなら彫る。紙も和紙を自分で染める。膠もドーサも糊もお手軽なものではなく、ちゃんと配合して作る。アルミ箔ではなく本物の金銀箔をつかう。裏打ちもきちんとやる。当たり前の結論だわ。。。

でも、これをやったら本業ですよね。うむむむ・・・。ま、とりあえず、数百年の歴史を消しゴムはんこで真似しようとした私がいけなかったということで。消しゴムには消しゴムの世界があるのねー。身近な道具でリーズナブルに楽しく継紙を楽しむ。そんな感じに考えてやるのがいいみたいです^^

そういうことならそういうことで開き直ってやろう~♪ ふんふんふ~ん♪
by narinya | 2007-10-16 20:12 | 消しゴム eraser
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